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  • 執筆者の写真Koji Sugawara

True Colors

色弱ってご存知ですか? 色弱を持っている人は一般とされる方と比べ違った色の世界を見ています。 実は、僕はその色弱を持って産まれた人間の一人です。

子供の頃は大して気にしていませんでした。母にはそれはあなたの個性よ。と言われいたので気にしていませんでした。 しかし、社会に出て色のついたものを取り扱う時、上司や同僚から、どしてそんな色を選ぶの?と言われることが増えてきて、絵を描く時にも、人物の肌の色を緑がかった色で塗ってしまっていたりと色々と問題が出てくる事が目立ってきて、心配してくれる方も現れ、色弱補正メガネという物の存在を知りました。 本体価格は10万円くらいするメガネなのですが、検査は無料でできるという事だったので、色弱補正メガネを取り扱っているお店に行って実際に検査を受けて見ました。 これは、その人の色弱の度合いを見て、その人にあったレンズを探す作業でした。 担当してくださった方のお話によると、 色弱を持っている方は、目(脳)が赤色の彩度を弱く感じ、逆に緑色を強く感じる為、一般の方と違った色の世界を見ているので、そのバランスを補正メガネを使って、一般の方が見ている色と近い色を再現し、その色を脳に認識、記憶させて一般の方の見え方と近づけていくのだとか。 実際に担当の方が選んでくださったレンズを合わせて色々なものを見て見ました。 (レンズは赤みがかったレンズです。色弱のレベルが高い方はより赤みが濃くなります。) レンズを通して見た世界は、くっきり、鮮やかという印象を受けました。 赤はとても明るく鮮やかに感じられました。おそらく青にも赤の色素が多く含まれている為か、同様に明るく鮮やかに感じられました。 肌の色が、とても赤みがかった、ピンク色の様に感じられました。 メガネを外してみると… げげげ!緑色!妖怪人間?ナメック星人?という風に感じられる位、ショックを受けました。成る程、これだけ違うのだということを認識しました。 しかし、色弱補正メガネは赤色を補うだけで全ての色に対応して一般の方が見ている世界と同じ世界をみるという事は出来ないという事がわかりました。 また、お店の方がおっしゃっていた様に、色弱とは赤を感じにくいのであって、逆に緑を強く感じられるという良い点もあったという事にも気づきました。 なので緑色の森や、田園風景を見てみると、メガネを通して見た世界より断然、明るく鮮やかで輝いて見えるのです!また、色弱補正メガネを通した世界は、色鮮やかで美しく感じられる色も沢山あるのですが、緑のフィルターを通した落ち着いた色の世界に慣れている僕には、新しい世界はちょっとギラギラしすぎていました。最終的に感じたことは「ちょっと、不便な事もあるけれど、僕は僕の見ている色の世界が好きなんだ!」ということでした。 担当の方は、とても良い方で、色々と相談に乗ってくれて、教えて下さったのですが、「高い商品ですし、よく検討して見て、必要だと感じたらまたご相談ください。」と言って押し売りされることはありませんでした。 それどころか、僕が40代になってから本を読んだり、細かい作業をする時、ピントが合わなくなりました。と言ったら「それなら、百円ショップで売っている+1のメガネを一つ持っておくと良いですよ。」と、メガネ屋さんなのに、百均のメガネを勧めてくれちゃいました。 実際に、百均の+1の老眼鏡をかけてみると… 「おおお!なんじゃこりゃ!」びっくりするほどピントが合っちゃいました。笑 家に帰ってから、透明なビニール袋に、赤色のマーカーで色を塗ったフィルターを作って色々見て見ました。 結果、お店で出してもらったレンズを通して覗いたものと似た結果を得られました。 じゃあ、逆に緑色のフィルターを通して、一般の人たちが世界を覗いて見たら色弱の人たちの見ている世界を体験でくるのでは?と思って実際に作って、家族に見てもらいました。 反応を見てみると、どうやら、思った通りの感想を聞くことができました。 ただの思いつきでやって見た素人の実験なので、これが正しいことかどうかはわかりませんが、もしも、色弱について興味、関心がありましたら、試してみてください。美しい緑の世界に妖怪人間がいっぱいの世界!面白いですよ?笑  #Cindi Lauper - True Colors https://www.youtube.com/watch?v=LPn0KFlbqX8


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